【2024年最新版】フジロックでキャンプ泊するための完全ガイド

こんにちは。ニチユコウです。

フジロックに2回以上参戦された方であれば

とうとうキャンプ泊にも挑戦いただきたいと思います。

こちらの記事では初めてフジロックでキャンプ泊をする方に向けて、

これだけ押さえておけば大丈夫!という情報を公開していきたいと思います。

長い記事なんですが、結論から先に書いているので、

せっかちな人は目次から飛んで見てください。

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フジロックはキャンプ泊が一番楽しいと思っています。

キャンプ泊のメリット

フジロックでの宿泊方法は様々ありますので

それぞれでメリットとデメリットがあります。

キャンプ泊におけるメリットはこんな感じです。

宿泊費用が安い

一般的な宿泊では1泊ごとに宿泊料がかかりますが、

キャンプ泊では1泊でも3泊でも料金が一緒です。

例として2泊3日した場合の料金を比較すると

キャンプ¥5,000
オフィシャルツアー宿泊プラン ※苗場エリア・相部屋¥24,000

となり、ー¥19,000もお得に宿泊できます!

しかし要注意として

オフィシャルツアーで宿泊する場合はほぼタダでツアーバスに乗れます。

よって、上記比較は車・新幹線での移動の場合の料金比較になってしまいます。

交通費も含めた比較だとこうなりますね。

キャンプ(¥5,000)+新幹線(¥15,000)¥20,000
キャンプ(¥5,000)+車(¥33,000)¥38,000
オフィシャルツアーバス+宿泊プラン ※苗場エリア・相部屋¥24,000

となり、新幹線で行けばー¥4,000お得となり

少し差が縮みます。

車に至っては+¥14,000割高となってしまいます。

しかし車は相乗りして割り勘できるので

多人数で行けば割安にできるでしょう。

逆に言えば、ツアーバスで行くなら公式宿にしておきましょう。

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キャンプ道具を買うため初回は結構な出費になるので注意です。

予約が埋まらない

オフィシャルツアー宿泊プランは早々に空きが無くなってしまいます。

しかしキャンプサイト券は売り切れたことがありません。

そのため宿泊先の最後の切り札として使えます。

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オフィシャルツアーが売り切れていて絶望している人も諦めないで!

会場に一番近い

こちら会場のMAPです。

FUJI ROCK FESTVAL ’24

左上のテント群がキャンプサイトです。

右側のキャンプヴィレッジはまた違うサービスなので

後ほど説明します。

何が言いたいかと言うと

MAPに載っている宿泊施設は

苗場プリンスホテルとキャンプサイトのみ

ということです。

これはつまり他の宿泊施設はもっと遠いということです。

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朝晩の会場と宿泊施設の移動は結構疲れますので近いのは重要です。

キャンプ泊のデメリット

キャンプ泊にもデメリットはあります。

特にインドア派の方はデメリットを理解してキャンプ泊を選択してください。

虫がいる

野外なので当然です。

主に遭遇する虫は

  • バッタ
  • コオロギ
  • トンボ

となります。

極端な虫嫌いじゃなければ

結構平気な部類の虫という印象です。

量もそんなに多く無いです。

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ゴキブリはいないことはないんでしょうが個人的には見たことがありません。

キャンプ道具の運搬や保管が大変

当然ですが家からキャンプサイトまで

キャンプ道具を持ち運ばないといけません。

そして普段キャンプをしない人は

1年間使わない道具のために

保管する場所を確保しなければいけません。

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この機会にキャンプを趣味にすることをオススメします。

朝暑くて夜寒い

山の寒暖差が直撃します。

気温は基本低めですが直射日光が強いため

朝7時頃にはテント内は蒸し風呂状態になります。

逆に夜は気温が低いため肌寒く、

寝袋が無いと寒くて眠れません。

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朝はテントの扉を開けて風通しを良くすると大分改善されます。

キャンプサイト券を入手する

フジロックでキャンプをするためには

キャンプサイト券が必要です。

キャンプサイト券を入手する方法は以下の通り。

  • フジロック入場券と同時購入
  • 会場で購入

入場券と一緒に買ってしまうのが楽です。

買い忘れてしまっても会場で買えるので安心してください。

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実はフジロック入場券買わなくても会場でキャンプサイト券買ってキャンプだけすることもできたり・・・

テントを入手する

キャンプ泊するためにはテントが必須です。

テント横で焚き火やBBQはできないので

寝るだけに割り切って以下のことを重視しましょう。

  • 設営のしやすさ
  • 小さい前室がある
  • 通気性の良さ
  • 室内の広さ
  • 設営後の小ささ

室内の広さと設営後の小ささは矛盾しているようですが

つまりは室内以外のスペースを省いたものということです。

詳しくは別記事でテントの選び方を説明しますが、

初心者向けに1つだけオススメを選ぶとしたらこちらです。

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テントのサイズの目安は寝る人数+1人分の収容人数のものを選んでください。

レンタルテント

フジロックでもテントがレンタルできます。

利用期間に関わらず料金は

¥40,000 です。

買っても同じぐらいの費用なので

キャンプ道具が普段邪魔になる方だけ

検討してみてはいかがでしょうか。

フジロックフェスティバルオフィシャルツアーレンタルテントプラン

キャンプ道具を入手する

テントだけでキャンプ泊はできません。

最低限のキャンプ道具も揃えましょう。

テントインナーマット

明け方は湿度が非常に高いため

テントの床は地面からの結露や染み出しで結構濡れます。

地面が硬いと眠れないこともあるため

テントの床にはマットを敷きましょう。

キャンプの快適さはテントとマットで決まります。

初心者向けに1つだけオススメを選ぶとしたらこちらです。

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エアマットもオススメですが好みが分かれます。

ペグ

ペグとはテントを地面に固定する釘です。

テントを買うと付属品として必ず入っていますが

簡単に折れます。

無駄な買い物に思うかもしれませんが

もっと強いペグを買っておくことをお勧めします。

初心者向けに1つだけオススメを選ぶとしたらこちらです。

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最低でも10本は持っておきましょう。

ハンマー

ペグを打ち込む時に使います。

ハンマーもテントの付属品で付いてくるかもしれませんが

例に漏れず簡単に折れます。

キャンプサイトは草原なので手頃な石も無く

ハンマーが無いと結構ペグ打つの絶望的です。

ペグを抜く際にも活躍します。

初心者向けに1つだけオススメを選ぶとしたらこちらです。

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他の道具に引っ掛けて傷付けやすいので保管や運搬時は気をつけましょう。

寝袋

フジロックの夜は18℃ぐらいでちょっと寒いです。

夏用の寝袋を持っていきましょう。

レンタルテントでも寝袋は付いてこないので買う必要があります。

初心者向けに1つだけオススメを選ぶとしたらこちらです。

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キャンプを趣味にするならこれではなく春秋用の方が使い勝手が良いです。

場所取りをする

さあ道具が揃ったら

フジロック会場に着いて最初にすることが

テントを設営する場所取りです。

まずはキャンプサイトのMAPをご覧ください。

FUJI ROCK FESTIVAL ’15

入り口に一番近いのはAサイトとレディースサイトになります。

裏口としてDサイトにRED GATEがあります。

場所は早い者勝ち

キャンプサイトは予約制ではないため

設営場所は早い者勝ちです。

また、1組が使える敷地範囲の制限もありません。

よって、Aサイトの一等地は

前夜祭から入場行列を待って

開場とともに全力ダッシュ

をした人で既に埋まってしまいます。

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一等地には苗場の軽井沢と呼ばれる場所があるそうな・・・

斜面には慣れろ

この記事のトップ画像を見てください。

この写真は地面に水平に撮りました。

すごいテントが傾いているのがわかりますね。

この時は極端に傾斜がある場所に設営したので

みなさんがこんなに傾いて設営することは

滅多にないと思いますが

キャンプサイトは元々キャンプ場として

運営していた場所ではなく

スキー場を流用しています。

つまり平地が少ないです。

A・B・C・Dサイトの平地は

前述の通りすぐに埋まります。

なので多少の斜面に設営することは

覚悟しておいてください。

斜面で大変なのは寝る時です。

以下を意識しましょう。

  • 上り側が頭 下り側が足になるように寝る
  • 荷物は足元に置く。
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朝起きた時に荷物も自分も全部下り側に寄ってたりしますw

女性専用エリア

最も入り口に近い場所はレディースサイトです。

名前の通り女性しか入れません。

女性も男性もいるグループは不可です。

女性だけのグループじゃないと設営できません。

ほとんど平地のため

女性だけでキャンプする場合は積極的に狙ってみましょう。

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Aサイトほど争奪戦にならないのも女性向けですね。

オフィシャルバスツアー専用エリア

オフィシャルバスツアーに申し込んだ方だけが

同時に購入できる特殊なキャンプサイト券があります。

PYRAMID GARDENのステージ周辺に設営できます。

入り口から最も遠い場所ですが

全てが平地で争奪戦もありません。

しかも普通のキャンプサイト券と料金が一緒です。

バスツアーと合わせて料金は

¥21,000 です。

フジロックフェスティバルオフィシャルツアーバス+PYRAMID GARDENプラン

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実は+¥3,000出せばバス+宿泊プランが選べるんですけどね・・・

キャンプヴィレッジ

フジロックフェスティバル ’24から新たなキャンプエリアが登場しました。

FUJI ROCK FESTVAL ’24

過去事例が無いため詳細は公式案内をご確認ください。

CampVillage宿泊プラン

わかっている情報を簡単にご説明すると

  • キャンプエリアはフジロック会場最奥の場所
  • 宿泊期間は金曜〜月曜で固定
  • 通常のキャンプサイト券も購入が必要
  • 加えてキャンプヴィレッジ券の購入が必要
  • キャンプヴィレッジ券の料金は
    • シンプルテント:¥60,000
    • デラックステント:¥140,000
    • キャンピングカー:¥300,000

となっており、相当お高いですね。

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フジロック事情に疎い外国人向けかなという印象です。

設営をする

場所が決まれば早速設営です。

しかしここで苦戦する人多数です。

事前に設営の練習をする

苦戦する原因はテントの設営方法です。

どのテントもユニークな構造を持っており

説明書を見ないと絶対設営できません。

現地での設営に手こずると

時間を大きく浪費する上

備品を無くしたりします。

必ず家の近くの公園で

設営の練習をしておいてください。

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この記事でオススメしているテントは手軽に設営できますが、設営方法は説明書を見ないと絶対にわかりません。

出入り口や窓の方向を決める

換気の時に一番開く部分を人通りの少ない方向に向けましょう。

テントが密集しているのでそれでも人は通りますが

メイン通路に向けてしまうと恥ずかしくて開けられなくなります。

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蒸し風呂のテントは地獄です。換気は必ずしましょう。

グランドシートを先にペグで固定する

オススメのテントにはグランドシートが付属しています。

グランドシートとはテントと地面の間に敷く

汚れや穴あき防止シートです。

グランドシートの4隅とテントの4隅が合うようになっていますので

先にグランドシートを地面に固定しておくと

テントの位置があらかじめ決められるようになり

設営が非常に楽になります。

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グランドシートは必ず必要なものではないですがあると便利です。

ガイロープを張る

オススメのテントには

上に被せるフライシートと呼ばれるものに

ロープがくっついていると思います。

これを必ずペグで地面に張りましょう。

強風からテントを守るために必要です。

フジロックは立地的に台風はあまり来ないですが

過去稀に台風に当たったことがあり

ガイロープを張っていないテントは

ことごとく壊れてしまいました。

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恥ずかしい話ですが私のテントも壊れました・・・

キャンプサイトの設備を利用する

キャンプサイトにはいろいろな設備があります。

無料のものもあるので是非活用しましょう。

仮設シャワー:無料

キャンプサイト利用者専用の

仮設シャワーがあります。

文字通り仮設なのでチープ感があります。

バスマットも敷いてありませんし

棚も無いので荷物は床に置くことになり濡れます。

無料なので仕方がないですね。

朝と夜は行列します。

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並びたく無い人は早朝やフジロック開演中に行きましょう。

火打の湯:有料

仮設シャワーに抵抗のある方は

有料の温泉施設に入れます。

¥1,000

で1回入れます。

露天風呂もあるので結構気分がいいです。

こちらも朝と夜は行列します。

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タオルも有料なので自分で持っていきましょう。

仮設トイレ:無料

キャンプサイト利用者専用の仮設トイレがあります。

トイレとしては会場内のものと同じ種類です。

ただし係員が近くにずっといるので

比較的清潔さが保たれています。

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会場内のトイレは行列することが多いのでキャンプサイトで済ませておきたいですね。

出店:有料

キャンプサイト利用者専用の出店があります。

行列も少ないので朝ごはんや夜ごはんは

ここで済ませてしまった方が楽かもしれません。

最近の傾向としては軽食が多いので

人によっては物足りないかもしれません。

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カフェも出店しているのでフジロックの夜を優雅に過ごすこともできます。

バーベキューエリア:無料

キャンプといえばBBQ。

フジロックでもキャンプサイトならBBQができます。

BBQ道具は置かれていないため、

ご自身でBBQ道具を持参する必要があります。

フジロックが朝から晩までやっているので

いつBBQするんだという問題もありますが・・・

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冷蔵庫も無いので食材の管理も気をつけてください。

喫煙所:無料

キャンプサイトは禁煙です。

喫煙する場合は喫煙所を利用しましょう。

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フェスはマナーを守らないとルールがどんどん厳しくなるので守っていきましょう。

ドッグラン:無料?

「どん吉パーク」という

わんちゃんを遊ばせられる広場があります。

巨大滑り台もあったり

子供も楽しめる場所になっています。

利用したことがないので料金はわかりません。

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近くに酒場がありシークレットライブを演ってる時があります。

PYRAMID GARDENステージ:無料

キャンプサイトの入り口から結構歩きますが

キャンプサイト利用者向けのステージが

PYRAMID GARDENです。

すごい牧歌的な雰囲気のステージとなっており、

サーカスやヨガをやっていたりもします。

終演後には焚き火をやっていて良い雰囲気です。

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キャンプサイト券がない方もこのステージは入れます。

困った時はキャンプよろず相談所へ

FUJI ROCK FESTVAL ’24

キャンプサイトの入り口付近に相談所があります。

なんでも困ったら相談してみてください。

台風に当たった時は相談所が大活躍したそうです。

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私も1回ドライバーを借りたことがあります。

撤収をする

さあ最後は撤収です。

撤収の時も気を付けるポイントがあります。

夜に撤収しない

暗いところで撤収すると必ず備品を失くします。

寝ている人の迷惑にもなりますので

撤収は基本帰宅する日の朝にやりましょう。

また、ツアーバスや新幹線で帰る方は

日曜日の朝に撤収しても

キャンプ道具を預けることができないので

月曜の朝に撤収して帰りましょう。

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1回だけ日曜日の朝に撤収して宅急便で送ったことがあるんですが高かった・・・

帰ったら手入れをする

このブログでは基本フジロック後の月曜日も休むことを推奨しています。

なので帰ったらその日中に再度キャンプ道具を広げて

手入れを行いましょう。

キャンプ道具は濡れたままだと

すごい勢いで劣化していきます。

ちゃんと広げて乾かしましょう。

特にしっかり手入れした方が良いものがこちらです。

  • テント
  • ペグ
  • 登山靴
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手入れを怠ると買い替えが早くなるので非経済的になります。

終わりに

フジロックで初めてキャンプ泊をするための情報は以上です。

ここまで読んでいただいた方ならわかっていると思いますが

キャンプ泊するために知るべきことは結構多いです。

記事も非常に長くなってしまいました。

しかし、キャンプ泊はもっとこだわることができます。

それは別の記事で説明していきたいと思います。