DODの「シバレンナ」は熱量不足で広葉樹は厳しかった
どうも初めまして。ニチユコウです。
今回DODの新作「シバレンナ」が我が家に着弾したので、早速使用した感想を書きたいと思います。
引用元:DOD
二次燃焼系焚き火台を求めて
「二次燃焼」とは、煙等の未燃焼ガスに高温の空気を吹き付けて煙を燃やす仕組みです。
二次燃焼を起こすことによって、煙が少なくなり炎が大きくなってすごく暖かくなります。注:薪ストーブが行なっている二次燃焼はまた違う仕組みです。
ここ数年は、solo stoveを筆頭にこの二次燃焼系の焚き火台がブームとなっている気配があります。
ニチユコウも薪のポテンシャルを最大限に引き出したい!
ということで二次燃焼系の焚き火台を探すことにしました。
候補はこの4商品
solo stove「Ranger Kit」:定価¥36,300(税込)
一次燃焼と二次燃焼両方に対して機構が洗礼されており完成形と言えます。
ただし、折り畳みができず収納性が悪いです。オートキャンプならまあなんとか持ち運びできるかなというレベル。
あと、在庫がなかなか無い!元々値段が高いのに希少価格がさらに上乗せされて出回っています。
mont-bell「フォールディング ファイヤーピット」:定価¥19,800(税込)
引用元:mont-bell
なんと言っても折り畳んでフラットにできるから収納性抜群!
燃焼効率もsolo stoves製品と比べても劣らず良さそうです。
ただ、こちらも在庫が無い!店舗が良心的なので相談してみればいつの日か定価で買えるかも。
DOD「めちゃもえファイヤー」:定価¥17,300(税込)
折り畳めないが四角い形状のため収納性はsolo stoveほど悪くは無い。
ただ、mont-bellのフォールディングファイヤーピットほど収納性が良いわけではない。
こちらは比較的入手は容易です。
DOD「シバレンナ」:定価¥13,400(税込)
2021年初めに登場した焚き火台です。
DODのめちゃもえファイヤーの知見を応用し、さらに今までの二次燃焼系焚き火台の欠点であった“燃えている薪が見えない“ことを解消した製品です。
燃えている薪が見えることの利点は後述します。
シバレンナを選択した理由
燃えている薪が見える
二次燃焼系の焚き火台における欠点は主に以下の二点と感じています。
- 二次エア導入のためにダブルウォール構造となっており重量がある。
- 二次燃焼を発生させるために燃えている薪をダブルウォールで囲む必要があり、見えるのは二次燃焼の炎だけとなる。
オートキャンプにおいて、1の欠点は収納性が良くなれば車に積むためあまり気になりません。
なんと言っても残念なのが2の欠点なのです。
焚き火の楽しみって暖かさを感じれることが大きいと思っています。
しかし、二次燃焼系の焚き火台は燃えている薪の遠赤外線を浴びれないので暖かさは普通の焚き火台に劣ります。(多分)
それを解決したのがこの「シバレンナ」です!
二次燃焼系焚き火台のウォールを片方省いたことによって、燃えている薪が露出し遠赤外線を浴びることができます!
引用元:DOD
ピザが焼ける
何故なら上から熱する方法が限られているからです。
今までピザを焼くために行った方法としては
- バーベキューグリルにピザを乗っけて、アルミホイルを被せることでアルミホイルに反射した遠赤外線で焼く。
→先に下面が焦げる。 - 薪ストーブの下に置く。
→熱量不足で焼けない。 - 練炭をトングで掴んでピザを上から焼く。
→炭や灰がピザに落ちまくる。
と、どれも微妙でした。
まともに焼けたのは練炭をトングで掴んで焼く方法でしたが、炭や灰が落ちまくって砂を食べているような食感でした。
バーベキュー用のピザ釜というのも売られているんですがね。
ただこれだと温めてるだけだと思うんですよ。
やっぱりピザは直火じゃないと。
そこで「シバレンナ」です。
「いや、これも灰落ちませんか?」
その通りです。
ただし!焚き火は熱が強いのでピザがすぐ焼けます!その分灰は少ないです!(そのはずだった!結果は後述します。。。)
ということで、焚き火台としてはそこそこ値段高いですが、「シバレンナ」に決めました。
シバレンナの組み立て
まず部品は非常にシンプルです。
- 二次燃焼用のウォール
- 灰受け
- グリル
- ゴトク
- ハンドル
ちょっと無理やりハメましたがとても簡単でした。
シバレンナを使用した感想
わかりづらいですが、二次燃焼も起きています。
良かった点
暖かい
引用元:DOD
画像の説明のように暖かくする工夫が施されており、二次燃焼で火力を高めつつ、熱を前面に集中させています。
コンパクト
引用元:DOD
悪かった点
広葉樹の薪は熱量不足のため燃えない
画像を見ていただければわかるかと思いますが、燃焼室が小さいため、薪は2つまでしか入れられません。
針葉樹なら薪一本でも燃えてくれますが、広葉樹は高熱源が別に存在するか、二本以上の薪同士が加熱し合わないと燃焼が継続しません。薪は二本入れられますが、二本目を入れると薪同士が密接するため触れ合っている部分がなかなか燃焼せず、火力不足で火が消えていきます。
シバレンナは構造上熱をあまり蓄えてくれないので工夫が必要です。
まとめ
最後に「シバレンナ」についてまとめです。
- 収納性は良好
- コンパクトな割に重量は重めで5.8Kg
- 純粋な二次燃焼系焚き火台より暖かい
- しかし工夫しないと針葉樹しか燃やせない
と言った感じです。まだちょっと残念焚き火台の地位なので、近いうちに工夫を凝らしてリベンジします。
細かい要工夫ポイントや対処アイデアについてはまた次回!
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自己紹介
フジロックに行ったことを機にキャンプに目覚めました。
最近は登山もしないと満足しなくなってきてます。
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