フジロックに持っていくアウトドアチェアの選び方

こんにちは。ニチユコウです。
毎年7月に開催されているフジロックフェスティバルでは
都市型フェスや通常のライブとは違い
アウトドアチェアの持ち込みが許可されています。

みんなどんなアウトドアチェアを持ってきているの?
オススメのアウトドアチェアは?
そんなみなさんの疑問にお答えします!
アウトドアチェアの選び方
アウトドアチェアの選び方は
フジロック中の活動方針によって決めましょう。
主な活動方針パターンは以下です。
- 1箇所のステージにずっといる
- 2箇所ぐらいのステージ間を移動する
- いろんなステージを歩き回る

移動するステージが多いほど見れるアーティストは多くなります。
1箇所のステージにずっといる
グリーンステージ(メインステージ)やホワイトステージ(セカンドステージ)
にずっと座ってメジャーなアーティストだけ観るスタイルです。
やはり一番盛り上がるステージですし、
グリーンステージのトリは伝説を目の当たりにできるため必ず観ておきたいです。
この場合はアウトドアチェアを持って歩くことはほとんどないため
多少重いものや、設営に時間がかかるものでも良いでしょう。
食事の際はアウトドアチェアは置いたまま買い出しに行くことになります。

ラフマ リクライニングチェア
ラフマはフランスの家具ブランドです。
屋外向けのチェアを多数作製しており、
どれも座り心地が最高です。
このリクライニングチェアは
後傾姿勢のため非常にリラックスでき腰にも負担がありません。
さらに足置きのオットマンがあるため足も伸ばせます。
最高の座り心地を体験できるでしょう。

重さも6.6kgあるため運搬は結構大変です。
ラフマ ポップアップXL
こちらのラフマは先ほどのリクライニングチェアに比べると
重さは3.1kgと半分以下になり運搬がお手軽になります。
オットマンはついていませんが、
それでも広々としたハンモック型の座面と背面により
極上の座り心地が体験できるでしょう。

コールマン インフィニティチェア
コールマンは世界一有名なアメリカのアウトドアブランドです。
低価格と品質が両立しておりコストパフォーマンスが高いです。
このインフィニティチェアは先ほどのラフマのリクライニングチェアにそっくり。
なのに値段は1/3以下です。脅威のコスパ。
座り心地はラフマに少々劣りますが、
アウトドアチェアに数万もかけたくないという方にはおすすめ。

コールマン ワンマイルチェア
こちらはコールマンの新商品です。
キャリーカートとチェアを合体させた、
画期的なアウトドアチェアです。
座り心地は先述のチェアに劣りますが、
荷物を載せてコロコロ移動できるメリットは大きいです。
価格も1万円以下なのでお手頃です。

2箇所ぐらいのステージ間を移動する
グリーンステージ(メインステージ)とホワイトステージ(セカンドステージ)等
を頻繁に行き来するスタイルです。
2箇所を行き来するだけで2倍ぐらいのアーティストが観れるようになります。
食事の際も買ったお店の側にアウトドアチェアを広げて食べることができます。

コールマン リゾートチェア
これぞ定番のアウトドアチェア!
恐らく利用者が一番多いアウトドアチェアです。
とにかく入手しやすい低価格がウリです。
なのに座り心地も文句なし。
欠点はみんなが使っているので自分のがわからなくなること。
紙コップを入れておく等で目印をつけておきましょう。
また、収納袋が少しキツキツなので畳むのに手間がかかります。

キャプテンスタッグ ラウンジチェア
キャプテンスタッグは恐らく一番売れている日本のアウトドアブランドです。
魅力は何といっても価格の安さ。
コールマンより更に安いです。
そして日本品質(生産は中国等ですが)なので、
コールマンより少し気が利いていて、
コールマンより少し耐久性が低い(攻めてる)です。
座り心地はコールマンより若干座高が低いので好みによりけりです。
こちらも収納袋はキツキツです。

スモア アルミハイアームチェア
スモアは2012年に創業した比較的新しい日本のブランドです。
まだ知名度はありませんがこだわりの製品が多く高品質です。
価格もコールマンやキャプテンスタッグほどではありませんが手頃です。
このアウトドアチェアの魅力はなんといっても
アルミを駆使して座り心地を損なわずに軽量に仕上がったところです。
なんと重さは2.0kg!
座面はコールマンやキャプテンスタッグより更に少し低いですが、
ローチェアではないので立ち上がるのは苦ではありません。
例に漏れず収納袋はキツキツです。

いろんなステージを歩き回る
フジロックは会場が非常に広いです。
全てのステージを1回ずつ回るだけで1万歩いってしまうと思います。
全部のステージ回って、できるだけ多くのアーティストを観たいという欲張りさんは
座っている時間より歩いている時間の方が長くなります。
そうなると座り心地よりとにかく軽量なアウトドアチェアが必要になります。
そしてもう一つ重要なのが畳みやすさです。
アーティストのライブが終わった直後は移動客で会場も道も大混雑します。
そうなる前にササっとアウトドアチェアを畳んで移動開始できると
渋滞を回避できて移動にかかる所要時間が大幅に短縮できるメリットがあります。

これからオススメするものは時短効果が大きい順に紹介していきます。
ロゴス チルチェア
ロゴスは80年代から歴史の長い日本のアウトドアブランドです。
近年はアウトドアブランドの中ではそこまで存在感のあるブランドではありませんが、
コールマンに並ぶ品質と低価格を実現しているブランドです。
このチルチェアは背もたれがあるローチェアです。
重さが2.5kgとコールマンのリゾートチェアより軽く、
チェア本体に肩掛け紐が付いているため、
非常に設置と片づけが楽です。
背もたれがあるためギリギリ座り寝ができます。
フジロックは寝るのも超気持ちいいんです。

ロゴス タイニーチェア
またしてもロゴスのチェアです。
このタイニーチェアはフジロックデザインのものがフジロック会場で買えます。
立ち位置としてはフジロックの公式チェアになります。
重さは1.0kgとチルチェアより軽いです。
ただし、座面と背もたれが小さいため子供用な印象を受けます。
また、畳むときは収納袋に入れるため多少時間がかかります。

コールマン コンパクトトレッキングスツール
これはもうほとんど食事の時ぐらいしか座ることがない人用です。
重さは脅威の0.4kg!大きさもコンパクト。
ただ長時間座っているとお尻が痛くなるのは避けられません。

ヘリノックス等の組み立て式アウトドアチェアは禁止
ヘリノックス等の組み立て式アウトドアチェアなら
軽くて座り心地も良いし最高なんじゃないの?
と思った方は鋭いですね。
一時期のフジロックではみんなが使っていました。
ただ、残念ながら近年のフジロックでは
組み立て式アウトドアチェアは禁止されてしまいました。
設営や畳むのに手間がかかるため
組み立てたまま持ち運ぶ人が多発して
危険だという意見が多くなったためです。
製品イメージがわかるように商品リンクを貼りましたが、
決してフジロック用に買うことはしないよう気をつけてください。
終わりに
フジロックではアウトドアチェアが最も大事
と言っても過言ではないほど重要なものになります。
それが他のフェスやライブには無い
フジロック独特の牧歌的な雰囲気につながっています。
このジャンルは常に進化していますので、
みなさんも新しいものを見つけたら是非教えてください。
ディスカッション
コメント一覧
読者のみなさま。
こんにちはニチユコウです。
以前紹介しておりました、
ラフマのCBコンパクトチェアについてですが、
ほとんどの店舗在庫で肩掛け紐が無いバージョンの
CB2に入れ替わっていたため、
おすすめ商品から除外いたしました。
肩掛け紐有りバージョンは軽量で座り心地もよかったため、
非常に残念ですが、今は手に入りづらい状況です。
耐荷重書き忘れました。どちらも100kg以上です。
【追記】
フジロックのルールに違反せずに使えそうな椅子をもう1つ見つけたので、先に紹介したものと合わせて送ります。
○ロゴス チルチェア
https://www.logos.ne.jp/products/info/11356
・背もたれあり
・重さ2.5kg
・ケースないが、肩ひもが左の背骨と右の足骨についてる
・収納時はバックルで止める
・ドリンクホルダー付き
・値段5830円
○ロゴス イージーセットバケットチェア
https://www.logos.ne.jp/products/info/11145
・背もたれあり
・ぱっと見ヘリノックスに見えるが、座面と足が分離せずに収納できるため、フジロックのルールに違反しない
・重さ1.7kg
・ケースあり
・ドリンクホルダーなし
・値段14850円
どちらも座面と足が分離しない点では、フジロックで使えると思いますが、オススメでしょうか?
情報提供いただきありがとうございます!
ロゴス チルチェアについてはとても良いと思います!
・通常のアウトドアチェアに比べて若干軽量
・組み立てや片づけしやすさ申し分なし
・コスパ良し
と好条件ですね。
早速本記事内でも紹介させていただきたいと思います。
ロゴス イージーセットバケットチェアについては、
見た目がヘリノックスに似ているため、
座っているとスタッフから注意を受ける可能性があります。
説明すれば問題は無いはずですが、
いちいち注意をされる手間や、周りからの目線も痛くなるため、
ヘリノックスがルール解禁されるまで待った方が良いと考えます。
フジロックに使える椅子探しをしてたら、先月ロゴスから新発売のこれを見つけました。
https://www.logos.ne.jp/products/info/11356
背もたれありの椅子になりますが、他の特徴は、
・ドリンクホルダー付き
・メッシュ
・(多分1番の特徴)ケースない代わりに、左の背骨と右の足骨にショルダーベルトついてる
・片づける時はバックルで止める
・座面メッシュ
・重さ2.5kg
背もたれあり、片づけやすさ求めてる人からすると、これはオススメですかね?
今年のフジロック初参加に向けて、椅子を探してる者です。500gちょっとの背もたれないものは持ってますが、3日間通しなので体力回復を考えて背もたれありの予定で考えてます。しかし、
・重さ
・耐荷重(≒耐久性)
・座面の素材
・組み立てと片づけにかかる時間
・ケースの有無(なしでも背骨と足骨に対角線上に肩紐ついてるものも見たことあり)
など気になる項目が多くて困ってます。特に優先すべきものはありますか?
例えば、雨降りやすかったら座面の素材はメッシュ、自分のタイテがカツカツなら組み立てと片づけにかかる時間が短いもの、他の荷物が重そうなら軽いものにするなどです。
ブログ読んでいただいてありがとうございます!
チェア選びの優先事項については、どれほどステージ間移動をするかで変わってきますが、
一般的な方の場合は
①座り心地
②重さ
③組み立てと片づけにかかる時間
の順で重要視していくと良いと思います。
最もバランス良く満たせるチェアはこのあたりです。
https://outdoor.nichiyuko.com/fujirock-chair/#toc_id_3
背負って歩く場合は重さ3㎏あたりが限界と考えておいた方が良いです。
3㎏でも10分ぐらい背負っていると肩が痛くなってきます。
耐久性はアウトドアチェアならどれも十分な性能を持っています。
素材については、濡れるとメッシュでも座るとパンツまで沁みます。
メッシュのメリットはどちらかというと蒸れないことです。
夜だとメッシュは逆に寒いこともありますので、
濡れ対策も考えると普通のナイロン布素材に防水スプレーで良いかと思います。
ケースの有無については、背もたれありタイプのチェアはほとんどケース有りになります。
上記でおすすめしているチェアであればケース有りでも片づけはそこまで手間ではありません。
探せばケース無しもありますが、そこまでケース無しにこだわる必要はないかなと思います。
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自己紹介
フジロックに行ったことを機にキャンプに目覚めました。
最近は登山もしないと満足しなくなってきてます。
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